水俣病未認定訴訟が終結 大阪地裁でも和解成立

水俣病の未認定患者でつくる水俣病不知火(しらぬい)患者会熊本県水俣市)の会員で、近畿在住の306人が国などに総額約12億円(1人あたり330万〜850万円)の損害賠償を求めた訴訟が28日、シャネルコピーバッグ大阪地裁(村岡寛裁判長)で和解した。同会の会員約3千人が起こした三つの訴訟のうち、すでに東京地裁で24日、熊本地裁で25日に和解が成立。未認定患者をめぐる過去最大規模の訴訟は終結した。